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新しいものと古いもの

蔵といえば私が小さいころ、島根の祖父の家に帰った際に

親戚へのご挨拶へ回った時に見た土壁の蔵を思い出します。

子供のころの私は「なんでこの建物だけきれいに塗られてないのかな」

という疑問と、あの重厚で謎めいた雰囲気に恐怖を感じていました。

中は真っ暗でも物が山積みになっている。埃っぽくてなんとも気味が悪い。

物陰からとんでもない怪物が出てくるんじゃないかと蔵を見るたびにビクビクしていました。

あれから20年以上経った今、お客様に「ぜひ蔵もご利用くださいませ」と私がご案内することに

なるとは当時の私には到底想像がつきませんでした。

実は当店にも蔵がございまして、現在はそれを改装して個室としてご利用頂いております。

意外とリピーターのお客様からも「蔵なんてあったんだ」といわれることもあります。

ディナーだと薄暗いので見えづらいかもしれませんが、奥側の庭の向こう側に白く塗られた蔵がございます。

蔵でのお食事は蔵だけの特別コースをご用意しておりまして、完全なプライベート空間でお食事をお愉しみ頂けます。

こちらの蔵も、メインのホールと同じように2階部分の床を抜いて吹き抜けにしております。

見晴らしの良い広々とした空間は私も大好きですが、蔵のような窓がなく、何か不思議なものが

隠されているような空間もなんだかワクワクします。

子供の頃「怖い」と思っていたものが、時が経ち、そして人の手が加わると「落ち着く」空間になるのですね。

今は当たり前のようにありすぎて注目されていないけれど、将来、光を浴びるものに変化するというものは

意外と世の中には沢山溢れているのかもしれないですね。

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